現在、多くの技術者がプログラミングを用いたビジネスを始めています。
個人でサービスをつくる人もいれば、公開されている仕事に応募することで大量の金額を副業で稼ぐエンジニアもいます。
プログラミングにはビジネスにおけるたくさんの可能性があるのです。
今回は、そういったプログラミングの知識を使ったビジネスについて紹介していこうと思います。
目次
プログラミングを習得すれば様々なビジネスを展開することができる
今や、プログラミングはあらゆるところで用いられています。
スマホのアプリ、ネット上のWEBサイトやWEBサービス、ネット連携する家電やスマートスピーカー、SNS上のAI搭載のチャットbot、さらには銀行のATMから火力発電所のプラント制御まであらゆるものがプログラムで動きます。
これほどまでにあらゆるところで用いられているプログラミングですから、その使われる場所の多さと同様に、それを必要とする仕事もまた大量にあります。プログラミングさえ出来れば仕事に困ることはない、と断言できるほどの量です。
圧倒的な数の仕事が既に現在と未来に共に用意されており、また、既に用意されている仕事ではなく自ら新しくビジネスを立ち上げることも、プログラミングスキルさえあれば可能です。
様々なビジネスを展開できるプログラミングですが、具体的にどういったビジネスの仕方があるのでしょう?いくつかのパターンを紹介していきます。
プログラミングの知識を持ってエンジニアとして働く
最も分かりやすいのがプログラミングを用い、【エンジニアとして開発に携わる】ということです。
エンジニアと一言でいっても様々なエンジニアがいます。
サーバーサイドを専門的にこなすエンジニアもいれば、フロント、つまり主にブラウザ上で動くプログラムを専門にこなすエンジニアもいます。さらには、なにもかもこなすフルスタックエンジニアとして幅広い開発に携わることも可能です。
業界には多くの人材募集がありますから、エンジニアとして働きたいのであればそこに応募するだけで簡単にこれを実現できます。IT業界は全体として人材不足に陥っており、であるにも関わらず常にその仕事の幅を広げていっているので、エンジニアは常に企業に求められているのです。
フリーランスのプログラマーとしてクラウドソーシングなどを活用する(副業も可能)
次にフリーランスとしての働き方を紹介します。
クラウドソーシングという言葉を聞いたことはあるでしょうか?代表的なサービスで言うとランサーズというものがあります。
これは、端的に言うとすれば、一般の場で仕事を募ることです。クラウドは群衆、ソーシングは業務委託を意味します。
日本でもインターネット上で不特定多数の人間に仕事を募る場として、いくつかのクラウドソーシングサイトがあり、そこでは活発に仕事のやりとりがされています。多くの仕事が公開されており、それらを副業として取り組む人もいれば、フリーランスのプログラマーとして本業で取り組む人もいます。
そのクラウドソーシングですが、ここで公開される仕事のうちもっとも稼げるのがプログラミングを使った開発業務です。
開発業務にはWEBコンテンツの作成からアプリやサービスの開発、システム構築の手伝い募集などがあります。その規模も様々で、ちょっとしたプログラム上のバグを改修するような仕事もありますし、逆にサービスの設計から開発まで一通り全てを行うものもあります。
公開されている仕事の量も幅も十分なものであり、クラウドソーシングのみで生計を立てることは十分に可能です。むしろ、ものによっては1つの案件で報酬が100万や200万を越えるようなものもあり、実力さえあれば会社で働くよりもずっと大きな額を、働き方を組織に縛られることなく稼ぐことができます。
また、副業として始めることの敷居も低く、実際に多くのエンジニアが副業としてクラウドソーシングを利用しています。こういった場での経験はエンジニアとして有益なものであるとして、会社自ら、社員の副業を推奨するようなところもあります。
自身の知識を人に教えて稼ぐ(教える力やコミュニケーション力も必要)
今は、多くの人がプログラミングを学ぼうとする時代です。
ですから、それを学ぶにあたっての学習サービスもまた、現在多くの需要を集めています。
プログラミングスクールや、プログラミング学習コンテンツ、さらにはプログラミング学習をサポートするメンターを募集するサービスなど、学習に関わる様々な稼ぎ方が現に存在します。
こういった、自身の知識を人に教えて稼ぐこともまた、プログラミングで可能になるビジネスのひとつと言えるでしょう。自身が学習したときに、どんな風に壁にあたり、どんな風にそれを乗り越えたかという経験そのものが、ビジネスの材料になるのです。
これにはプログラミングのスキルに加え、それを教える力やコミュニケーション力も必要とされます。単なるプログラミングスキルの高いエンジニアだけが有利というわけではないので、ある意味では、そこそこの経験を持つエンジニアが熟練のエンジニアと対等に戦いあえる場とも言えます。
プログラミングのスキルで劣っていようとも、教える力やコミュニケーション力で上回っていれば、ライバルより多くの仕事を獲得できるのです。
プログラミングで株やFXなどの取引ツールなどを作り自動化する
プログラミングは様々なことを可能にしますが、そのうちの1つに【自動化ツールの作成】があります。人がやることを代わりにプログラムにやらせるのです。
ツールには様々なものがあります。ブラウザ上の操作を自動化して目的の情報を取得するものもあれば、さらに単なる取得に留まらず、その情報を基になんらかのアクションを起こすことも可能です。よくブラウザゲームでレベル上げを自動化させるようなものがありますが、ああいったものもまたプログラミングで書かれた自動化ツールです。
この自動化ツールですが、開発者の技量によって様々なことを実現できます。
ですから、株やFXなどの取引ツールを開発し、自分の代わりに取引させて稼ぐということもまた技術次第で可能です。
自分の代わりに働いて稼いでもらう、ということはうまく行けばちょっとした不労収入になります。
場合によっては、ちょっとしたという言葉の域を越えることすらあります。プログラミングで実現する、立派なビジネスの1つです。
プログラミングを駆使してサービスを作る
王道ではあるが、簡易ではない。
そんなビジネスの仕方として、自らサービスをつくり、そのサービスで稼ぐという方法があります。
例えば会員制のオンラインサロンを開発し、そのオンラインサロンを利用する人の会員料で稼ぐということも、プログラミングのスキルがあれば可能となります。
しかし、このようなサービスはフェイスブック上で行うこともできますし、Discordというものを使ってもすることができます。既に開発されて配布されていたり、無料で利用できるものもあるのです。
自分で考えたサービスで稼ぐわけですから、これはある意味【自分で会社を立ち上げるようなもの】です。
サービスがヒットすれば巨額の金額が手に入りますし、そしてそのサービスをつくるために必要なのは、プログラミングのスキルと発想力です。ライバルより優れたサービスを思い付き、それを実現するプログラミングのスキルさえあれば、これはとても素晴らしい稼ぎを獲得できます。
ですが一方で、これは簡単なことではありません。ライバルは個人ではなくサービスを開発する企業になりますから、簡単に追い抜くことは難しいですし、ニッチなサービスをつくるにしても、同じようにニッチなものを狙うサービス開発者も多々存在します。
ですが、ある意味でビジネスのもっとも最前線で戦う稼ぎ方とも言えます。
自身のつくったサービスで稼ぐ、ということはそういった意味で王道と言える稼ぎ方ではないでしょうか。
果たしてプログラミングは独学でもいけるのか?
ここまで、プログラミングで稼ぐビジネスにどのようなものがあるかについて紹介させていただきました。様々な稼ぎ方がプログラミングで実現することをお分かりいただけたかと思います、
このプログラミングの可能性を知って、自分でもプログラミングを扱えるようになりたいという人は、どのように勉強したら良いのでしょうか?
思い立って真っ先に可能なのは独学です。
独学には必要なものがありません。その人のやる気さえあれば始めることが出来ますし、道具としてもパソコンとネット環境さえあれば、その学習をさっそく開始することが出来ます。
しかし、独学は始めるのは簡単ですがやり遂げるのは難しいことです。
特に、プログラミングの学習には独学時に立ちはだかるたくさんの壁が存在します。

独学の場合、血の滲むような努力が必要
プログラミングを独学で学ぶのは、簡単なことではありません。
プログラミング特有の概念を理解することはただ不明な言葉を検索するだけでは中々に困難ですし、実際にプログラムを書く段になっても多くの【検索するだけでは解決しない問題】に直面します。
そのため、実際に多くのプログラミング初学者がその難しさに挫折してしまいます。割合にして、およそ7割がプログラミングを扱えるようになることを諦めてしまうと言われています。
そのように多くが挫折する中、自ら稼げるほどのプログラミングのスキルを獲得するためには血の滲むような努力が必要となります。多くの技術書を読み、実際に手を動かしてプログラミングを行い、理解したらまた次の技術に移る。言葉にすると簡単なことですが、実際にやってのけるには大変な苦労を伴います。
特にプログラミングを学習するにあたっては、手順通りに書いたはずなのに何故か動かない、というようなことが往々にして発生します。
時にはたった1ページ、それもそこで解説されるメインの技術ではなく、そのメインの技術を学ぶために必要な事前のちょっとした準備のための1ページに、丸一日を費やしてしまうようなこともあります。
そういった、何故か動かない、というような解決の難しい問題にも解法はあります。動かないときは、絶対にどこかでおかしな場所があるわけですから、そのおかしな場所をさっさと見つけてしまえばいいのです。
原因の場所さえ見つければ、それを解決する方法は、それこそ検索すれば大抵のことは出てきます。しかし、その原因の場所を見つけるのが困難するのです。
丸一日で見つけることが出来たのであればそれはまだ良い方で、場合によっては、動かなくなってしまった原因の場所を見つけることが出来ないまま、挫折して諦めてしまうこともあります。
そういった初学者には解決の難しい事態が多々発生するプログラミング学習ですから、独学でやり遂げようという場合にはかなりの苦労が必要となるのです。
就職しても新入社員は使えないことがほとんど
独学である程度学習した人や、あるいは専門学校でプログラミングを学んできた人でも、新入社員としてはとても即戦力とは言えないレベルであることはよくあります。むしろ、何かしら役に立つことが出来るのであればそれはまだマシな方で、入社した段階ではほとんど使えないとしか言えないレベルであることが大半です。
これは前述の通り、プログラミング学習の難しさが原因です。独学は当然ながら、専門学校を卒業している場合でも、現場で即戦力になれるようなレベルには中々達することが出来ないのです。
ですから、プログラマーとしての業務経験のない人を最初から採用しない会社も多々あります。
会社としても教育コストはかさむものであり、その上教育したのに挫折して辞められては金銭的にも労力的にも大損だからです。その上、その挫折する人がプログラミング初学者にはとても多いという現状もあります。
また、新入社員を採用する会社であっても、最初の数年間はかなり低い賃金で働かされることが大半です。プログラマーは高い金額を稼ぐことの出来る仕事ではありますが、その挫折する人の数もまた多い為、経験の浅い人員の給与は低めに設定されがちなのです。
そして、そういった新入社員を採用する会社では、多くの場合長期間の研修が設けられます。最初のうちはほぼ使えないことが大半ですから、戦力になってもらうために会社自らプログラミングを教えるのです。
ただし、研修の存在しない会社もまた多く存在します。こういった会社では、新入社員にはあまり自らのスキルにならない、誰にでも出来る雑用ばかりを任せます。
長期間、高校生でも出来るような身にならない業務ばかりを任せられ、ひとりまた一人と同期が辞めていく中スキルにならない業務を耐え続けて、それでようやくほんの少しずつ、プログラマーとしての業務の機会が与えられ始めるのです。
当然、こういった会社で働くことは自身の身になりません。
スキルはつきませんし、その分の時間と気力を無駄に消耗するだけです。決して、効率の良い学びとは言えないのは明らかです。
人にプログラミングを教えてもらうのが一番の近道
そういった現状がありますから、出来ることなら最初からある程度現場でも通用するような技術を獲得して、最低限の給与交渉は出来るようになって入社したいところですよね?
こういった場合、もっとも有効なのは人に教えてもらうことです。
専門的な技量を持ち合わせた現役のエンジニアに学習のサポートをしてもらうことが出来るのであれば、それはプログラミング学習においてもっとも効率よく学習を進めることが出来る選択肢です。ぜひサポートしてもらうことを進めます。
プログラミングは学習を停滞させる様々な難所がありますが、その困難さもさることながら、一方で技術の幅が広すぎて勉強する対象を選びにくいこともまた、独学者の現場で通用する技術の獲得を妨げます。日進月歩どころではない速度で新技術が現れるこの業界において、学習する技術の選定は、それこそ初学者に限らず長年の経験と技量を持ち合わせたエンジニアであっても悩むところなのです。
そういった問題にうまく対処し、現場で通用する実力を圧倒的な速度で獲得するためには、独学ではなく相談できる先輩等の力を借りることが多くの場合必要不可欠となるのです。
プログラミングは発想を形にする力が大事
ところで、もしあなたが今、なにをするにも困らない額の札束を目の前にぶら下げられて、「金をやる代わりに、この額を投資するのに値するようななにかいい感じのものをつくれ」と言われたらなにを作りますか?
なにかいい感じのもの、などという曖昧な注文に文句をつけますか?
気持ちはとても分かります。制限がないということはかえってなにを作ればいいか分からないものです。
しかし、これはプログラミングを活躍させるにあたって常に発生する問題です。
プログラミングは、ほとんどあらゆることを実現します。
技術と技術の組み合わせで、年間5000万の利益をもたらすサービスを個人で作り上げることも出来ますし、その一方で、年間100円ほどの利益しかもたらさないサービスを組織みんなで作り上げてしまうことも可能です。
なにをしても良い自由な場において、もっとも重要なのは発想力です。
プログラミングは、その発想を骨子に、現実世界に形にするための技術でしかないのです。
ですからもしあなたが優秀なエンジニアになりたいのであれば、プログラミングそのものの技術は当然のことながら、それだけではなく発想力についても鍛えることをお勧めします。
独創的かつ素晴らしい発想をすることができ、しかもそれを実現することの出来るプログラミングスキルを持ち合わせたエンジニアは、もはや国境や性別を問わず、どこにいても活躍できる人材になれるのです。
マーケティングスキルがあれば稼げる確率はグンっと上がる
発想力とプログラミングのスキルがあれば、多くの企業から引っ張りだこの人材になれます。
しかし、それほどの技量があれば、自分でサービスを売り出すこともまた考慮に値する選択肢のひとつとなります。
その際にあると便利なのが、【マーケティングスキル】です。
自らが作り出したサービスがどんなに素晴らしいものであっても、それを売り出すスキルがなければ、それは人目を浴びることなく終わってしまいます。
マーケティングスキルがあれば、こんなとき、その開発したサービスに適切な舞台を用意してやれるのです。
あるいは、技術的にとても優れているが誰にも求められていない、というサービスがあるとします。
そういったサービスは当然誰にも利用されず、ビジネスとして利益を生み出すことには失敗してしまいますよね?
こういったことも、マーケティングスキルがあれば避けることが出来ます。
世の中でどのようなサービスが求められているのか、それを正確に知ることが出来れば、ビジネスとしてライバルより優位に利益を稼ぐことが出来ます。
また、マーケティングスキルは単に自らサービスを開発したときのみに有効であるわけではありません。
例えば、フリーランスとして自ら仕事を獲得するとき、自分が持ち合わせているスキルセットがどのような場所で求められているかを把握し、それを自ら売り出す際にマーケティングスキルはとても有効に働きます。
ですので、エンジニアとして成功を収め、多くの額を稼ぎたいのであれば、マーケティングスキルは絶対にあると便利なものだと断言することが出来るでしょう。
プログラミングスクールでプログラミングを学ぶことも可能です
ここまでプログラミングの知識を使っての稼ぎ方について紹介させていただきました。プログラミングにはビジネスにおいて大きな可能性があります。
そこで、やはり壁になるのがプログラミングそのものの技術的習得です。
記事の途中で、人に教えてもらうのがプログラミング学習においてベストだという話をしましたが、これを可能にする方法のひとつに【プログラミングスクールの活用】があります。
既に現役でばりばり稼いでいるエンジニアが身近にいる方はそういった方に相談すれば済む話ですが、現実問題として、中々そういった方は身近にいませんし、また、そういった方は大抵忙しく、人に教える余裕なんて無いということが大半です。
そういった場合に、プログラミングスクールを活用することはとても有効です。独学では困難なプログラミングの実用レベルの技術習得も、スクールを利用すればぐんと簡単になります。
優秀なエンジニアの多くが言っていますが、プログラミングはハマれば簡単です。
ハマれば、と簡単に言いますば、それはつまりある程度の経験を積んで、各種の最先端技術も習得して、ばりばり稼げるエンジニアとしての技術的基盤を獲得したら簡単、という話であって、初学者でも簡単という話ではありません。
一方で確かにそういった、ある種のラインに到達したら一気にプログラミングが楽になることも事実です。なので、プログラミングスクールのような学習をサポートしてくれるサービスを利用して、さっさと稼げるプログラマーになることは戦略としてとても有効なものだと言えるでしょう。